東京都江戸川区、国道14号の市川橋、総武線江戸川橋梁の北、江戸川の河畔に整備されたのが小岩菖蒲園。地元から寄贈されたハナショウブをもとに、昭和57年6月、江戸川区が回遊式の庭園として整備したもので、例年5月〜6月、5万本のハナショウブが咲き誇る、都内屈指の菖蒲園となっています。
開花期には『小岩菖蒲園まつり』も開催
河川敷のため特に利用時間の制限がなく、自由に見学ができる菖蒲園です(車の場合は河川敷への入口ゲートが日中以外には閉鎖されます)。
長井古紫(ながいふるむらさき)、白鷹(しらたか)、京舞(きょうまい)、舞子町(まいこまち)、桃山の宴(ももやまのうたげ)、紅公子(べにこうし)、愛知の輝き(あいちのかがやき)、愛知の光明(あいちのこうみょう)、和田津海(わだつみ)、五月晴(さつきばれ)、新浜扇(しんはまおうぎ)、蛍舟(ほたるぶね)、天女の冠(てんにょのかんむり)など江戸系48種、肥後系37種を中心に、100種ほどのハナショウブがあるので、見頃は2週間ほどが続くきます。
江戸川区の開花情報を確認してからお出かけを。
6月上旬〜6月中旬には、『小岩菖蒲園まつり』も開催。
牧野富太郎博士が河川敷の池で発見、命名したムジナモ
園内にある「ムジナモの記念碑」は、明治23年、ヤナギの実を採集をするために小岩村伊与田(現・江戸川区北小岩4丁目地先)に出かけていた植物学者・牧野富太郎博士がムジナモ(モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草で、1属1種の食虫植物)の自生地を発見したことを記念し、平成2年6月に建立された石碑。
日本で初めて発見されたムジナモで、ムジナモという和名もこの時、牧野富太郎博士が命名。
ムジナモ自生地として国の天然記念物にも指定されていましたが、数度に渡る洪水で流出し、大正15年に天然記念物を解除されています。
小岩菖蒲園 | |
名称 | 小岩菖蒲園/こいわしょうぶえん |
所在地 | 東京都江戸川区北小岩4丁目先 |
関連HP | 江戸川区公式ホームページ |
電車・バスで | 京成江戸川駅から徒歩5分 |
ドライブで | 京葉道路篠崎ICから約4.5km |
駐車場 | 北小岩駐車場(300台/無料) |
問い合わせ | 江戸川区水とみどりの課 TEL:03-3652-1151 |
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