東京都西多摩郡奥多摩町氷川にあるJR青梅線(東京アドベンチャーライン)の終点となる駅が奥多摩駅。標高343mで、東京都内にある普通鉄道の駅では最高所に位置しています。奥多摩の玄関口らしい山小屋風の建物で、「関東の駅百選」に選定。
奥多摩探勝の玄関駅は、山小屋風の素敵な駅舎
昭和19年7月1日、青梅線の御嶽駅(みたけえき)〜氷川駅(ひかわえき)間の延伸により、氷川駅として開業(昭和30年に古里村、小河内村と合併して奥多摩町が誕生する以前は、一帯は氷川町でした)。
戦時下なのに鉄道が延伸し、駅が誕生したのは、多摩川の源流一帯にある石灰石の採掘と開発のため(現在も駅前で奥多摩工業氷川工場が稼働していますが、鉄道輸送からトラック輸送に切り替わっています)。
昭和27年には小河内ダムの建設用の東京都水道局小河内線がダム湖畔まで開通しています(昭和32年の小河内ダム竣工後に廃線に、水根貨物線遺構としてトンネルなどが現存)。
奥多摩駅に改称されたのは昭和46年2月1日。
駅舎は平成31年4月13日にリニューアルされ、2階では「奥多摩駅ナカCafe Gotta Coffee」(ガタコーヒー)が営業。
公務員を早期退職し、山形から移住した羽角嘉晃(はすみよしあき)さんのこだわりの店で、自家焙煎したスペシャルティコーヒー豆を使用のブレンドコーヒー(「東京アドベンチャーラインCoffee」、「KUMOTORI Coffee」など)を味わうことができます。
駅前に西東京バス氷川車庫があり、日原鍾乳洞方面、奥多摩湖方面、川井駅方面への路線バスが発車しています。
また、奥多摩観光案内所があるので、パンフなどの入手も可能。
タクシーはほとんどいないので注意が必要。
どうしても利用したい場合には事前予約が賢明です。
駅近くに奥多摩ビジターセンター、氷川キャンプ場があります。
奥多摩駅は奥多摩湖の湖畔とを結び、旧青梅街道を歩く「奥多摩むかし道」の起点にもなっているほか、日本初の森林セラピーロードとして生まれた「香りの道 登計トレイルコース」の入口は、奥多摩駅から徒歩15分。
青梅線で関東の駅百選に選定される駅は、奥多摩駅のほか、御嶽駅、青梅駅と3駅あります。
奥多摩駅 | |
名称 | 奥多摩駅/おくたまえき |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町氷川 |
関連HP | JR東日本公式ホームページ |
ドライブで | 圏央道青梅ICから約26km |
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