龍神の滝

龍神の滝

東京都西多摩郡檜原村(ひのはらむら)にある龍神伝説を秘める落差18mの滝が、龍神の滝。檜原温泉センター「数馬の湯」から100mほど東に位置する数馬の湯第2駐車場。この駐車場から北の南秋川に下る遊歩道を進むと対岸に滝が見え、これが龍神の滝。川を木橋で渡ると滝壺近くまで近づくことができます。

檜原街道、数馬の里に落ちる滝

龍神の滝

三頭山(みとうさん)に住む大蛇が滝壺に潜み、滝壺から一気に立ち上り、動物を口にくわえては滝壺に引き込む姿が龍に見えたことが滝の名の由来。

かつては原生林が茂り、水量が多かったので、そんな伝説を生みましたが、現在では、尾根まで植林が続き、水量が減少、滝壺に湛える水も少なくなっています。
桧原街道沿いに西に走ると九頭龍神社が鎮座し、九頭龍の滝が落ちるので、九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ/神仏習合時代は九頭龍権現=そのルーツは戸隠神社奥社に祀られる九頭龍大権現)を祀っているので、数馬の里には水と雨を司る龍神信仰が深く根付いていることがわかります。

以前は、ムジナ(アナグマ)が多く棲息し、滝口まで出てきて愛敬をふりまく人気者だったため、古老などは狢の滝(むじなのたき)と呼んでいます。

車道からはわずか60mほどの距離ですが、龍神の滝探勝にあたっては、増水時や降雨時には注意が必要。
とくに木道や木橋は滑りやすいのでファミリーや年配者は要注意です。

龍神の滝
名称 龍神の滝/りゅうじんのたき
所在地 東京都西多摩郡檜原村数馬
関連HP 檜原村公式ホームページ
電車・バスで JR武蔵五日市駅から西東京バス数馬行きで温泉センター下車、徒歩3分
ドライブで 圏央道あきる野ICから約30km
駐車場 檜原温泉センター数馬の湯第2駐車場を利用
問い合わせ 檜原村産業環境課 TEL:042-598-1011/FAX:042-598-1009
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

払沢の滝

東京都檜原村(ひのはらむら)を流れる北秋川の支流のセト沢に落ちる4段の滝で、落差62mと東京都随一の瀑布。「日本の滝百選」に選定され、檜原村を代表する観光スポットになっています。払子(ほっす=僧侶が手に持つ仏具で獣毛や麻などの繊維を束ねて柄

三頭大滝

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東京都西多摩郡檜原村(ひのはらむら)にある落差35mの東京都屈指の滝が三頭大滝(みとうおおたき)。檜原都民の森駐車場から徒歩10分の森林館からウッドチップを敷き詰めた森林セラピーロード「大滝の路」を20分ほど歩けば、滝の目の前に架かる吊り橋

九頭龍の滝

九頭龍の滝

東京都西多摩郡檜原村数馬、檜原温泉センター「数馬の湯」から都道206号(川野上川乗線)・檜原街道を800mほど西(都民の森方面)へ走った数馬上地区に落ちる滝が、九頭龍の滝(くずりゅうのたき)。南秋川の流れはここで三頭沢とハチザス沢に分かれま

龍神の滝

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