世田谷美術館

東京都世田谷区、広大な緑に包まれた砧公園、北側の美術館通り沿いに建つのが、世田谷美術館。収蔵作品はアンリ・ルソーなどの素朴派、北大路魯山人（きたおおじろさんじん）の書画や器、世田谷にゆかりの作家など、近現代の作品を中心に、1万6000余点。テーマに沿って、展示替えを行ないながら公開しています。

砧公園にたたずむアートな空間

アンリ・ルソー、オルネオーレ・メテッリなど素朴派と呼ばれる作家たちの作品を多く収蔵。
北大路魯山人の作品は、塩田岩治のコレクション（157件）で、『雲錦大鉢』、紙本墨書『天上天下唯我独尊』など多彩。

関東大震災以降、世田谷には多くの画家、文化人が移り住むようになり、向井潤吉、宮本三郎、清川泰次はアトリエを構えています（各作家のアトリエがあった場所にはそれぞれ世田谷美術館の分館を開設）。

コレクション展のほか、「芸術とは何か」というコンセプトをかかげ、分野にとらわれない企画展示も随時開催。

また美術のみにとどまらず、音楽、ダンス、演劇などのプログラムやコンサートなども行なわれ、さまざまな活動を通して芸術との出会いの場を提供しています。

砧公園を眺めるフレンチレストラン「ル・ジャルダン」、地下中庭の「SeTaBi Café 」（セタビカフェ）、オリジナル商品を扱うミュージアムショップも併設。

「ル・ジャルダン」は、ランチには手軽なランチセットを用意。
アフタヌーンティーも手頃な料金で人気です。
ディナーはコース料理で、予約が必要。