2025年8月23日(土)、東京都奥多摩町の大丹波川(おおたばがわ)で釣り人がツキノワグマに襲われるという事件が発生。50代の男性が顔をひっかかれ怪我をしましたが、200mほど離れたキャンプ場に助けを求め、ことなきを得ています。こうした被害は2019年以来とのこと。登山、ハイキング、キャンプなどでも注意が必要です。
棒ノ折山の登山口の大丹波川で子熊が釣り人を襲う
奥多摩町で熊の出没というと、奥多摩駅や奥多摩湖周辺を想像しますが、大丹波川は、奥多摩町でも東端部、大丹波地区を流れる河川です。
駅でいえば青梅線の川井駅の北。
関東ふれあいの道が通る棒ノ折山(969m)の南麓、奥茶屋登山口(奥茶屋キャンプ場)近くの渓流ということに。
顔をひっかかれただけで済んだのは、相手が子熊だったから(それでも救急搬送されています)。
奥多摩町によれば、奥多摩町ではクマの目撃例は、例年秋ごろに増えることが多かったのですが、今年はすでに夏から目立っているとのこと。
秋に向かってさらなる警戒が必要で、奥多摩町では鈴を身につけるなど対策を徹底するように呼びかけています。
東京都は詳しい場所や日時をまとめた専用の地図を作成し、インターネットで公開しているので(東京都の熊出没情報は、「東京都ツキノワグマ目撃等情報マップ」でチェックを! を参照)。
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