ヘリコプターを使って「絶海の孤島を渡り歩く」

「東京愛らんどシャトル」(東邦航空)は、東京都の補助を受け、島民や出張族、観光客の足として、伊豆諸島に運航されるヘリコプター路線。八丈島〜青ヶ島〜八丈島〜御蔵島(みくらじま)〜三宅島〜大島〜利島(としま)〜大島〜三宅島〜御蔵島〜八丈島を毎日運航され、ヘリとしては格安料金なので絶海の孤島を渡り歩くことも可能です。

孤島のヘリポートからヘリポートへという旅が実現!

東京都は、「東京都伊豆諸島地域ヘリコミューター補助金交付要綱」、「財団法人東京都島しょ振興公社運営費補助金交付要綱に基づいて、毎年6億円を投入して運航補助、さらに島民の運賃割引用に令和7年度予算でも2592万2000円を計上しています。

ヘリコプターの遊覧飛行は10分〜15分で、4万円くらいが相場ですが、この「東京愛らんどシャトル」では、最安の三宅島〜御蔵島(みくらじま)は、所要10分で、大人5870円です(2025年8月現在)。
料金的にはまさに乗り得な「公共交通機関」となっているのです。
帰島者など島民の利用が多いお盆や年末年始などは利用を控えるのが賢明ですが、それ以外なら、空いている便を狙って、離島を渡り歩くのもおすすめです。

「東京愛らんどシャトル」は、大島、三宅島、八丈島は飛行場、その他の島はヘリポートが起点となるので、大島、三宅島、八丈島で飛行機からヘリに乗り継ぐのがスピーディーということに。


東京・羽田からANA便のある八丈島、東京・調布から新中央航空が飛ぶ大島、三宅島を起点とするのがおすすめです。
なぜなら「東京愛らんどシャトル」就航最北端の利島、そして大島へは、東京・竹芝から東海汽船の「さるびあ丸」(夜行便)、周囲を断崖で囲まれる御蔵島、三宅島、八丈島へはも東京・竹芝から東海汽船の「橘丸」(夜行便)が就航するので片道は船という手もあります(大島、三宅島、八丈島ではバス、タクシーなどで空港への移動が必要)。

「東京愛らんどシャトル」就航最南端の青ヶ島へは八丈島着岸の東海汽船の「橘丸」(夜行便)に接続して伊豆諸島開発の「くろしお丸」が就航しているので、青ヶ島(島内泊)を起点に青ヶ島〜(八丈島)〜御蔵島と飛んで、御蔵島泊、御蔵島〜(大島)〜利島で利島泊という手も。
料金的には乗継割引で青ヶ島〜御蔵島が大人1万9650円、御蔵島〜利島が大人2万100円です(2025年8月現在)。
合計で4万円弱(豪華客船1日分の料金とほぼ同じ)となりますが、青ヶ島、御蔵島、利島と絶海の孤島を渡り歩くことができ、思い出深い旅となるでしょう。

画像協力/海上保安庁

ヘリコプターを使って「絶海の孤島を渡り歩く」
関連HP 東京愛らんどシャトル公式ホームページ
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東京愛らんどシャトル

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