東京都西多摩郡檜原村、千足沢の上流部に懸かる落差21mの滝が綾滝。中流部に天狗滝が懸かり、天狗の滝からさらに、つづら岩方面に700m、30分ほど登れば、綾滝に到達します。ルートは関東ふれあいの道「鍾乳洞と滝のみち」にもなっているので、迷う心配もあまりありません。
大岳山・大嶽神社登拝道途中にある秘瀑
北秋川沿いを走る都道205号(水根本宿線)の千足地区(千足バス停)から御霊檜原神社を通り、林道を500m、さらにつづら岩への登山道を500m歩いて到達する天狗滝(千足バス停からのんびり歩いて30分/駐車場はありません)。
さらに30分の頑張りで綾滝です。
天狗滝と同様に、秩父帯の海沢層の断層に懸かる滝で、形状も天狗滝に少し似ています。
綾(線が斜めに交わった模様)のような流れという意味でしょうが、水が泡となって落ちていく様から「泡滝」の名もあります。
滝の右側の断崖に置かれた石碑は、御嶽教の行者が昭和41年に建立した「三郷不動明王」の石碑。
もともと、天狗滝、綾滝と沢沿いに登る道は、かつての大岳山(おおだけさん)・大嶽神社(神仏分離までは大嶽金峰蔵王権現で、江戸城の祈願所)の登拝道。
関東ふれあいの道「鍾乳洞と滝のみち」(払沢の滝入口バス停〜秋川橋〜天狗滝〜綾滝〜つづら岩〜富士見台〜大滝〜大岳鍾乳洞〜大岳鍾乳洞入口バス停/8.9km、所要4時間30分・大岳鍾乳洞入口起点の場合は所要4時間50分)。
関東ふれあいの道「鍾乳洞と滝のみち」は、綾滝から沢から離れ、つづら岩へと登ります。
なお、天狗滝、綾滝の懸かる千足沢の沢水は地元の人の水源、生活用水として飲用にも使用されているので、汚さないように配慮を。
綾滝 | |
名称 | 綾滝/あやのたき |
所在地 | 東京都西多摩郡檜原村三都郷 |
関連HP | 檜原村観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR武蔵五日市駅から京王バス藤倉行きで27分、千足下車、徒歩55分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 檜原村観光協会 TEL:042-598-0069/FAX:042-598-0071 |
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