「2024年東京都観光客数等実態調査」によれば、伊豆諸島や奥多摩などを含め、2024年1月〜12月に東京都を訪れた観光客(観光入込客)は、5億419万1000人。このうち訪日外国人観光客は2478万6000人ですが、コロナ禍直前の2019年に比べても63.3%増となっています。
訪日外国人の宿泊者数は2019年比85.2%増!

5億419万1000人という観光客数のうち、日帰りが4億3990万2000人と大半を占め、しかも都内の2億5276万となっていて、都内近県からの日帰り観光客が多いことがよくわかります。
これに対して宿泊者数は、6037万3000人で、国内在住者3950万2000人(うち都内在住者1163万2000人、それ以外2787万1000人)、訪日外国人2087万1000人。
訪日外国人観光客が35%を占め、しかも2019年比でなんと85.2%増となっています。
その傾向は2025年に入って続き、2025年10月15日に東京都が発表した2025年1月〜3月までに東京を訪れた旅行者数(速報値)でも訪日外国人旅行者数は742万人で、前年比33.2%増、2019年比103.8%増、しかも四半期ベースで過去最高を記録しています。
四半期ベースでいえばコロナ禍直前の2019年の倍増ということで、2025年全体でも倍増の勢いだということがよくわかります。
とすれば、東京都内のホテルは高騰化の傾向が続くと推測でき、とくに都心のホテルに泊まろうというのは「高嶺の花」になりつつあることがわかります。
訪日外国人観光客がどこを訪れているかといえば、近年は浅草などよりも渋谷の人気が高く、渋谷、新宿・大久保、銀座がTOP3。
さらに東京駅・丸の内・日本橋、浅草と続き、臨海副都心(お台場)は上位に入っていません。
東京との調査では、新宿区、千代田区、渋谷区、港区に訪日外国人が多いことがわかっています。
東京スカイツリー(墨田区)、浅草寺(台東区)などは人気スポットですが、単純に数値で見ると渋谷、新宿、銀座ということに。

| 2019年比で63.3%増、東京都を訪れる訪日外国人観光客が急増中! | |
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