【クルーズ船全盛時代】東京港の客船入港予定はここで確認

東京港のクルーズ船がどこに着岸するのかご存知でしょうか? 臨海副都心・青海地区にある「東京国際クルーズターミナル」と、レインボーブリッジをくぐった先、晴海ふ頭にある「晴海客船ターミナルの2ヶ所。入港予定をチェックしておけば、レインボーブリッジの遊歩道から通過する客船を見下ろすことも可能です。

2ターミナル態勢で、東京港にもクルーズ船時代到来!

東京国際クルーズターミナル
「東京国際クルーズターミナル」

「晴海客船ターミナル」は旧ターミナルを壊して建て替え、2025年8月7日に商船三井クルーズの「MITSUI OCEAN FUJI」(三井オーシャンフジ/3万2477t)が5年ぶりとなる接岸をしていますが、以降、東京港の客船ターミナルは、2ヶ所態勢になり、今後はクルーズ船の入港も増加する予定です。

これまでは横浜港に入港する客船が多かったのですが、東京都では晴海という都心に近いという強みを活かし、外洋クルーズ船の誘致をPRしています。

クルーズ船は長らく、「晴海客船ターミナル」に着岸していましたが、近年、外洋クルーズの客船が大型化したことから、橋桁高52mのレインボーブリッジをくぐることができず、東京港では受け入れができない状態でした。

そこで、東京都では都は2020年9月、レインボーブリッジ手前に「東京国際クルーズターミナル」を開業、クルーズ船を積極的に受け入れるようにしたのです。
都職員が海外の展示会を回るなどPRにも力をいれてきました。

「東京国際クルーズターミナル」の岸壁の長さは430mで、クルーズ船が着岸できるのは1隻のみ。
気候が安定する春と秋には集中するため、「入港希望の半数しか受け入れられず、半数は断っていた」という状況に。
そんな人気を背景に「晴海客船ターミナル」の再稼働で、東京港にも本格的なクルーズ船時代が到来したのです。

クルーズ船の寄港地への経済効果は、3000人乗りで1隻2億円に達するとされるため、東京都も多くの外国客船に来てもらえるよう積極的に営業活動を展開、さらにはターミナルの拡張も検討中とのこと。

臨海副都心の海上公園、さらには晴海ふ頭公園などから、クルーズ船を見てみようという場合には、東京港の客船入港予定の確認を。
一覧表示を行なうと(通常はカレンダー表示)、ターミナル名と入港、出港の時刻がわかるので、クルーズ船が「晴海客船ターミナル」着岸なら、レインボーブリッジをくぐる時刻を想定することもできます(遊歩道には「晴海客船ターミナル」側のノースルート、サウスルートがあります)。

にっぽん丸
晴海ふ頭に接岸する「にっぽん丸」(2026年5月10日引退)
【クルーズ船全盛時代】東京港の客船入港予定はここで確認
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