絶海の孤島・青ヶ島へ! 「くろしお丸」で渡る

くろしお丸

東京都心から360km、八丈島からも70kmほど南方に位置する絶海の孤島、青ヶ島。外輪山とカルデラ底からなる火山島(気象庁の常時観測火山)ですが、切り立つ断崖に囲まれた地形は、訪れる人を拒むかのようです。八丈島から伊豆諸島開発の「くろしお丸」で3時間の船旅です。

青ヶ島に渡るのは、波が比較的に穏やかな夏場がチャンス

くろしお丸

伊豆諸島開発の「くろしお丸」は、日曜、木曜(隔週で水曜日も追加)を除く毎日運航されますが、冬季は海上状況が悪くなるため、1週間ほど運休となって渡れないこともあります。
「くろしお丸」は、493tの貨客船。
船体塗装は2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムの作者である東京造形大学客員教授・野老朝雄(ところあさお)が担当(東海汽船の3代目「さるびあ丸」、「セブンアイランド結」の船体デザインも担当しています)。

船内は、椅子席(Bデッキ)、 絨毯席(Cデッキ)に゙分かれ、エレベーターも設置されてバリアフリーにも対応しています。
以前に就航していた「あおがしま丸」(令和4年2月に八丈島〜青ヶ島の定期航路から引退)に比べるとかなり、快適になりました。
木曜日には東京港(芝浦)で荷揚げ作業を行ない、島へ生活物資を運んでいます。

フェリーではないので、車の積載はクレーンを利用。
観光で青ヶ島に渡る人は下層の絨毯席(Cデッキ)が上層の椅子席(Bデッキ)のどちらかを利用することになります(料金は同じ)。

八丈島(八丈島空港)から青ヶ島へは東邦航空のヘリコプター「東京愛らんどシャトル」も365日定期運航され、旅行にも利用できます。

くろしお丸
八丈島では東海汽船「橘丸」(黄色い船)に接続する形で出航
絶海の孤島・青ヶ島へ! 「くろしお丸」で渡る
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くろしお丸

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