老朽化した晴海客船ターミナルがリニューアル、平屋のコンパクトなターミナルが完成し、2025年8月7日(木)、商船三井クルーズの「MITSUI OCEAN FUJI」(三井オーシャンフジ)が初入港。晴海客船ターミナルの運用再開で、東京港はお台場・青海地区の「東京国際クルーズターミナル」と2ターミナル態勢となります。
レインボーブリッジをくぐれる客船は晴海埠頭へ!

「晴海客船ターミナル」へのクルーズ船の入港は、2020年以来、5年ぶり。
最後の入港は「にっぽん丸」(母港・東京)だったので、商船三井クルーズが最後と最初ということになりました。
「晴海客船ターミナル」と商船三井クルーズのつながりは深く、運航する「にっぽん丸」の発着港となっていました。
「にっぽん丸」は、2万2472t、「MITSUI OCEAN FUJI」3万2477tで、ともにスモール・ラグジュアリー客船(贅沢な空間で最高のパーソナルサービスを提供する本物の豪華客船)。
晴海客船ターミナルへの着岸はレインボーブリッジをくぐる必要があるので、パーソナルサービスが期待できるような「にっぽん丸」に代表される少し小型(といっても2万tもあります)の船専用ということに。
対する「東京国際クルーズターミナル」はレインボーブリッジをくぐる必要がないので、さらに大型の客船でも着岸が可能。
しかしながら「東京国際クルーズターミナル」1バースしかなく、空きがないため東京港に入港できないという事態も生まれていたのです。
「東京国際クルーズターミナル」は、オリエンタルランドが2028年度の就航を目指すディズニークルーズの拠点となることが発表されていますが、14万tの大型クルーズ船が頻繁に使うことになれば、パンクすることは目に見えていたのです。
「晴海客船ターミナル」には7万7499tの「シー・プリンセス」が接岸した実績もあるので、今後は棲み分けを実施するということに。
「晴海客船ターミナル」は銀座など都心にも近いという地の利があり、需要は高まることも想定されています。
「晴海客船ターミナル」がリニューアル! 東京港は2ターミナル態勢に | |
名称 | 晴海客船ターミナル/はるみきゃくせんたーみなる |
所在地 | 東京都中央区晴海5-7-1 |
電車・バスで | 都営地下鉄勝どき駅から徒歩25分。または、都営バス晴海埠頭下車、徒歩2分 |
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