東京三大銅像とは!?

東京三大銅像とは!?

銅像の宝庫でもある東京ですが、明治26年、日本最初の西洋式銅像として靖国神社外苑に設置された大村益次郎像(大熊氏廣制作)、明治31年、上野恩賜公園設置の西郷隆盛像(高村光雲制作)、明治33年、皇居前広場に設置の楠木正成像(高村光雲など東京美術学校チーム)の3基が東京三大銅像に数えられています。

西郷隆盛像|上野恩賜公園

所在地:東京都台東区上野公園5-20
造立年:明治31年12月18日除幕
像高:370.1cm
制作者:高村光雲
内容:兎狩りに出かける姿の西郷隆盛の姿ですが、西郷隆盛は写真が1枚も残されておらず、肖像画のように思える絵もイタリアの画家のエドアルド・キヨッソーネ(Edoardo Chiossone)が顔の上半分は西郷の弟の西郷従道、下半分はいとこの大山巌の顔をモデルに作り上げた「想像図」にすぎません

西郷隆盛像

台東区上野の上野公園に建っている「上野の西郷さん」は、西郷隆盛像ではもっとも古い銅像。西南戦争で、明治政府に反旗を翻した西郷は、いわゆる朝敵でもあったため、明治22年、大日本帝国憲法発布に伴う大赦によって西郷の「逆徒」の汚名が解かれたのをき

楠木正成像|皇居外苑・皇居前広場

所在地:東京都千代田区皇居外苑1-1
造立年:明治33年7月除幕
像高:4m
制作者:高村光雲が頭部、山田鬼斎(やまだきさい=高村光雲の助手で、東京美術学校の彫刻教師)と石川光明(いしかわこうめい)が身体、甲冑(かっちゅう)部などを、後藤貞行(ごとうさだゆき=陸軍戸山学校の軍馬局、駒場農学校を経て東京美術学校勤務)が馬の製作を担当
内容:愛媛県の別子銅山200年記念事業として献納されたブロンズ製の騎馬像で、当時岡倉天心が校長を務めていた東京美術学校の総力を結集して制作、隠岐から戻った後醍醐天皇を兵庫で出迎える姿を描いています

楠木正成像

楠木正成像

東京都千代田区皇居外苑、皇居外苑・皇居前広場の日比谷濠側に立つのが、楠木正成像。愛媛県の別子銅山200年記念事業として献納されたブロンズ製の騎馬像で、明治33年に設置されています。当時岡倉天心が校長を務めていた東京美術学校の総力を結集して制

大村益次郎像|靖国神社外苑

所在地:東京都千代田区九段北3-1-1
造立年:明治26年(日本最初の西洋式銅像)
像高:12m
制作者:大熊氏廣(おおくまうじひろ)
内容:戊辰戦争時、江戸城富士見櫓から上野の山に籠もる彰義隊(しょうぎたい)を凝視している姿といわれています(大村益次郎は、富士見櫓から上野・寛永寺の堂塔が炎上するのを見て勝利を確信したと伝えられています)

大村益次郎像

大村益次郎像

東京都千代田区九段北2丁目、靖国神社(靖國神社)の参道途中、第一鳥居と第二鳥居の間、外苑に立つのが、大村益次郎像(おおむらますじろうぞう)。明治26年、日本最初の西洋式銅像として建立された高さ12mの銅像で、彫刻家・大熊氏廣(おおくまうじひ

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