東京には、「国の特別史跡」が3ヶ所ある!

文化財保護法では、「記念物のうち重要なものを史跡、名勝又は天然記念物」に指定するあり、とくに重要なものを「特別史跡、特別名勝又は特別天然記念物」とすると定められています。つまりは史跡の中でも国宝級のものが「国の特別史跡」。全国に68ヶ所あるうち、東京都(東京23区)には3ヶ所あります。

旧浜離宮庭園(浜離宮恩賜庭園)

所在地:東京都中央区浜離宮庭園1-1
内容:特別名勝との重複指定、都立庭園
徳川将軍家の別邸で、6代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)が造園を完成させた大名庭園
水門から池へ海水を入れる潮入の大名庭園が現存
明治時代には皇室の離宮「浜離宮」となり迎賓館「延遼館」も建っていました

浜離宮恩賜庭園

江戸時代、将軍家の別邸、浜御殿が建てられ、6代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)が造園を完成させた大名庭園。明治維新後は皇室の離宮となり、浜離宮と呼ばれるように。戦後、都の公園として移管。入口近くの将軍・家宣の大改修を記念して植栽された「三

江戸城跡

所在地:東京都千代田区千代田1-1
内容:宮内庁の管理する皇居東御苑
江戸幕府の政庁で徳川将軍家の居城、本丸、二の丸、三の丸部分が皇居東御苑として整備
明治時代に宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので、今も皇居の一部であることに変わりがなく、宮内庁が管理
本丸に残される遺構は、天守焼失後に代用天守となった富士見櫓(ふじみやぐら)、本丸の防御を強化するための富士見多聞(ふじみたもん)、そして火災などから宝物などを守った石室の3ヶ所

皇居東御苑 完全ガイド

江戸城の本丸、二の丸、三の丸部分が現在の皇居東御苑。明治時代に宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので、今も皇居の一部であることに変わりがなく、宮内庁が管理しています。昭和43年に公開され、江戸城の核心部分を散策することが可能

小石川後楽園

所在地:東京都文京区後楽1-6-6
内容:特別名勝との重複指定
水戸藩初代藩主・徳川頼房が江戸上屋敷の庭園として造園を指示、水戸黄門で知られる2代藩主・徳川光圀が完成した、江戸初期の代表作的な大名庭園
庭の様式は回遊式築山泉水庭園で、蓬莱島と徳大寺石を配した大泉水を中心に湖、河、山、野という、4つの風景を楽しむことができます

小石川後楽園

徳川御三家のひとつ、水戸藩初代藩主・徳川頼房が江戸上屋敷の庭園として造園を指示、水戸黄門で知られる2代藩主・徳川光圀が完成した、江戸初期の代表作的庭園。東京に残る江戸時代初期の大名庭園は、小石川後楽園と、旧芝離宮恩賜庭園のみ。浜離宮恩賜庭園

東京には、「国の特別史跡」が3ヶ所ある!
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