2024年6月8日(土)~7月7日(日)、東京都あきる野市深沢、1万株が咲く多摩を代表するアジサイの名所が、南沢あじさい山。アジサイの開花シーズンは入山料金が必要。エコツーリズムを推進することから、マイカー規制が実施され、期間中は武蔵五日市駅から「南沢あじさい山シャトルバス」も運行されています。
南澤忠一さんがたったひとりで植栽した1万本のアジサイ
南沢あじさい山は、南澤忠一(みなみざわちゅういち)さん個人所有の山。
現代の花咲かじいさんと称される「ちゅういっちゃん」こと南澤忠一さん(昭和5年生まれ)が、「お花の中を通ってお墓へ行けたら」、「親が眠るお墓への道に彩りを」と林道に20本ほどアジサイの苗を植え始めたきっかけで、以後、50年間、ひとりでアジサイを植え続け、令和5年には90歳を数えることから、地域の若者たちがその活動を継承しようと尽力しています。
そのひとりが、レストラン「do-mo kichen CANVAS」などを運営するdo-mo代表・高水健さん。
「忠一さんが長年守り抜いたストーリーのあるあじさい山を守りたい!」と、南沢あじさい山のアジサイの保護継続を事業化したのです。
きれいな花を咲かせるためには、背景に開花後の重労働の剪定作業など地道な作業が山積みです。
林道の草刈りなども必要です。
南沢あじさい山が有名になると、今度はオーバーツーリズムの問題も発生(交通渋滞と排ガスや騒音、違法駐車など)。
地域の賛同者達によって発足した「お花の会」や自治体の協力で、南沢あじさい山運営委員会を結成、エコツーリズムを推進する観光地とすることを目指すことに決め、マイカー規制を導入。
加藤登紀子、娘さんで半農半歌手というYaeの協力で『 100万本のアジサイ音楽祭』も開催されています。
入山料は紫陽花の維持・管理のための費用に充てられています。
マナーを守って鑑賞を。
エコツーリズムを推進する観光地に!(南沢あじさい山の方向性)
- 東京に残る深澤という美しいお花の里地域を『南沢あじさい山』をきっかけに多くの方に知ってもらいたい
- ちゅういっちゃんの想いや、地域の方々の暮らしにも配慮する新しい観光形態を広く訴求したい
- マイカー規制することで守られた、より美しい日本の里の原風景を楽しんでもらいたい
- 美しい『南沢あじさい山』とこのお花の里を次の世代に残していくために持続可能な観光名所にしたい
南沢あじさい山|2024 | |
開催日時 | 2024年6月8日(土)~7月7日(日) |
所在地 | 東京都あきる野市深沢368 |
場所 | 南沢あじさい山 |
関連HP | 南沢あじさい山公式ホームページ |
電車・バスで | JR武蔵五日市駅からタクシーで10分、6月16日(金)~7月2日(日)にJR武蔵五日市駅前からシャトルバス(有料)を運行 |
ドライブで | マイカー規制を実施 |
駐車場 | なし/JR武蔵五日市駅前コインパーキングを利用 |
問い合わせ | 南沢あじさい山運営委員会 TEL:090-5540-9100 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |